ケアマネジャー試験分野別学習のポイント「介護支援分野編その三」

今回は、私がケアマネジャー試験勉強をした介護支援分野のポイント(ケアマネジメントと介護支援サービス)について紹介します。是非参考にして下さい。

6.ケアマネジメント

主にケアマネジメントの基本姿勢や役割、機能などに関する内容が含まれます。ケアマネジメントを含む実際の場面を想定する応用的なケアマネジメントに関する問題は、毎年出題されています。近年では「ケアマネジメントのあり方」や「モニタリング」に関する内容などもみられます。

介護保険利用者とケアマネ

学習のポイント

〇基礎を確実におさえる

この項目では、ケアマネジメントに関する内容のみを学習すればよいでしょう。まずは、基本理念の他、基本的な手順や留意点、姿勢などを表やフロー図を用いて学習し、特徴や要点を把握する方法が効果的です。

そして、応用的な部分については、過去問題や練習問題を繰り返し解いて覚えるだけでなく、必要と感じる内容をまとめるという作業をする。

そのため、ノートなどにまとめる際は、追記しやすいように、空白部を設けるなど、工夫している。

〇応用は、練習問題を活用

この項目の出題方法として多いのは、利用者や場面などの条件が設定されたり、短文事例形式で出題されることも少なくありません。

毎年1~2問程度出題されています。ケアマネジメントの基本知識を学習した後に、過去問題や模擬問題などの練習問題を活用し、できる限り様々な出題方法の問題を数多く解いて経験値をあげましょう。

なお、この項目では、参考書を活用して学習する時間よりも、練習問題を解く時間や練習問題の解説を読みながら学習する時間に比重を置くことが効率的かつ効果的です。

テキストを見るケアマネジャー受験者

7.介護支援サービス

この項目には、居宅介護支援、介護予防支援、施設介護支援の3種類が含まれます。試験では、毎年3~5問出題されている最も重要な項目の1つです。近年では、居宅介護支援と介護予防支援だけでなく、施設介護支援の出題頻度が高まっています。

学習のポイント

〇各サービスを比較して学習

介護支援サービスに関する内容で最も出題されやすいのは、ケアプランの作成過程や作成上の留意点です。

ケアプラン

各介護支援サービスのケアプランの作成者、アセスメントの方法、サービスを位置付ける際の留意点などを記載した表を作成して、それぞれのサービスを比較しながら学習していく理解しやすいです。

〇過去問題を繰り返し解く

過去問題をみてみると、出題傾向が比較的偏っています。特に過去何度も出題されている内容は、今後の試験でも出題されやすいと捉える必要があります。そのため、過去問題を繰り返し解いて、どの部分が頻繁に出題されているか、解答が「✕」となる選択肢についてはどの部分が誤りであったかをしっかりと把握しておかなければなりません。

〇満点を目指し、時間をかけて!

これまでの出題傾向をみると毎年3~5問出題されており、この項目でしっかりと得点を稼いでおくことが合格のカギになります。出題される内容の難度は高めなので、少し苦労するかもしれないが、ケアマネジャーとして勤務する時にも非常に役に立つ内容なので、時間がかかっても、満点がとれるまでしっかりと学習することが大切です。