今回は、私がケアマネジャー試験勉強をした介護支援分野のポイント(要介護認定と介護保険運営に関する規定)について紹介します。是非参考にして下さい。
4.要介護認定
主に介護保険法の要介護認定や要支援認定に該当する項目が含まれる。傾向として、ほぼ毎年複数問(2~4問)出題されている重要な項目である。要介護認定に至る一連の流れや認定の更新に関する項目、要介護状態区分の変更に関する項目など、内容量は比較的多いが十分に理解しましょう。近年では「認定審査」に関して出題されている。
学習のポイント
〇認定審査の一連の流れをつかむ
認定審査の一連の流れについては、過去の問題をみると、それほど多く出題されているとはいえないものの、要介護認定・要支援認定において基本かつ重要な項目なので、十分理解しましょう。
〇認定に関する項目を分けながら学ぶ
前述した認定審査を学習するのにあわせて、認定の更新や要介護状態区分の変更などの項目を学習しなければならない。ここは全体として内容量が多いが、項目別に分けることによって、1項目にかける学習時間を少なくおさえられることができ、かつ効果的に覚えられる。
このように、学習を行う際に、内容量が多いものはその量に圧倒されてしまうが、項目別に分けて少しずつ学習することで計画的に行える。また、最初に項目を分ける際に、内容量の多い項目の全体像を把握できるため、その後の学習が効率的に行える。
なお、この項目は、この分野の中でも中心的な部分であり、出題問題数も毎年多いことから、十分に時間をかけて学習するとともに、法改正点についても必ず確認しておく必要がある。
5.介護保険運営に関する規定
主に介護保険法の事業者・施設や、介護保険事業計画など、内容量は膨大である。傾向として、ほぼ毎年複数問(4問程度)出題されている。近年では「地域支援事業」や「共生型サービス」などが問われている。
学習のポイント
〇試験頻出箇所から学習しよう
この項目を学習するにあたり、内容量が膨大であることから、順を追って学習したのでは、時間がかかり過ぎてしまう。
つまり、他の分野や項目への学習になかなかたどり着けず、試験合格を考えた場合には、非効率的なものとなる。そのため、まずは過去問題などから、頻出箇所を把握したうえで、学習時間の配分を決定する。
また、内容によっては、他の項目などと関連して学習できる内容もあるので、できる限り学習時間をかけないで、理解を深めるという効率的な学習方法が求められる。
その学習方法としては、頻出項目を優先した上で、項目別に、法の条文などを簡易的に表や図などでまとめる方法をとることが有効です。
〇新しく創設・改正されたものに注目
他の分野や項目でも同様のことがいえるが、新しく創設・改正されたものは、その年、もしくは次の年の試験で出題される傾向にある。例えば、法改正によって介護保険事業計画の見直し関する事項について出題される可能性が高い。そのため、インターネットや新聞などを活用して、日頃から最新情報をチェックして情報を収集しておく必要があります。