保健医療サービス分野の出題傾向の分析と対策

ケアマネジャー試験の勉強をしてきて中で、保健医療サービス分野で気づいた点があったので紹介ます。

保健医療サービス分野の出題傾向の分析と対策

保険医療サービス分野では、試験においては基礎として15問、総合として5問が出題されている。

介護支援分野に次いで多い出題問題数である。どの項目も偏りなく出題されている。

その中でも、①と②の居宅サービスや、⑤高齢期に多い疾患、⑥介護技術などは過去問から見ると、毎年複数問出題されている。十分理解を深めておいた方がよいと思う。

ただしこれらの項目は、内容量が多いので効率的に学習しないと、時間を費やしてしまうので、勉強方法を効率的にやる必要がある。

その他の項目も、過去問から見ると、ほぼ毎年出題されているが、1問程度であることから、あまり時間をかけずに要点だけ勉強するのもいいと思う。

保健医療サービス分野の構造は、下記のとおり8分類できると思う。

①居宅サービス 1

・訪問看護・介護予防訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導など

②居宅サービス 2

・通所リハビリテーション・短期入所療養介護・介護予防短期入所療養介護など

③施設サービス

・介護老人保健施設・介護療養型医療施設

④高齢者の特徴

・生活不活発病・脱水など

⑤高齢期に多い疾患

・アルツハイマー病・せん妄など

⑥介護技術

・排泄介護・食事介助・口腔ケアなど

⑦保健医療施策

・後期高齢者医療制度・健康増進法など

⑧高齢者への医学的な対応

・ターミナルケア・急変時の対応など

介護支援分野の出題傾向の分析と対策

今まで過去問もずいぶんやりました。令和2年度のケアマネジャー試験予想問題集も今やっていますが、過去問と予想問題での出題傾向や対策が少しわかってきた気がしますので紹介します。わかったところだけですが、参考になれば幸いです。

介護支援分野の出題傾向の分析と対策

(1)試験傾向と新介護保険法

介護支援分野で主に問われるのは、「介護保険制度」と「介護支援サービス」に関する知識のようです。難易度は高いので、確実に理解しておく必要があると思います。

近年では、事例的な問題も必ず5問は出題されています。また、制度改正のポイントは試験でも重要視される可能性ありますので注意しましょう。

●予防重視型システムへの転換

従来の予防給付の対象者の範囲、サービス内容、マネジメント体制を見直し、新しい予防給付へと再編が行われました。また、要支援・要介護になるおそれのある人には、地域支援事業による介護予防サービスが提供されています。

●サービスの質の確保

事業者の指定要件に欠格事由が追加されるなど、事業者の規制が強化されています。また、介護支援専門員の資格が更新制になっていて、義務などが法律に明記されるなど、介護支援専門員の資質や専門性がより厳しく問われています。

●施設給付の見直し

居住費と食費は、保険給付の対象外となり、原則自己負担でとなります。

(2)試験対策

①介護支援専門員の持つべき姿勢

ケアマネジメントの中立性、公平性の確保、守秘義務については、繰り返し問われていますので、利用者とのやりとりを具体的に想定しながら学習を進め、事例的問題にも対応できるようにしておく。

②保険給付の内容

介護予防を強化する観点から、給付内容が再編されている。地域密着型サービスなど新しいサービスも追加されているので、サービスの全体を把握し、個々のサービスの内容について、よく理解した方がよい。

③介護報酬・支給限度基準額

介護報酬では、介護報酬の算定方法、請求の手続き、国保連の審査・支払業務なども含め、体系的に理解しておいた方がよい。

④課題分析~居宅サービス計画の作成~モニタリング

要介護者等のニーズをどのように居宅サービス計画に反映させていくのか、その考え方や方法についてよく学習しておく。

まとめ

介護支援分野の問題で、私が思った出題傾向と試験対策です。問題集をするときに、あてはめて考えてください。なるほどと理解できると思います。