ケアマネジャーの基礎知識

1)ケアマネジャーは利用者と家族のために

まずケアマネジャーに理解してもらいたいのが、ケアマネジャーは利用者本人とご家族のために行動することです。これがケアマネジャーに最も必要な心構えだと思います。

ケアマネジャーは利用者が思うことを知ろう

ケアマネジャーがケアマネジメントを行う中で重要なのがアセスメント(利用者のことをよく知り、生活の中での問題や思いを詳しく聞く)になります。


何故ならケアマネジャーはケアプランを作って、利用者本位の介護サービスを提案するわけですから、利用者およびご家族のことをより詳しく知ることが重要になってきます。


アセスメントをじっくり行うことで利用者とご家族の意向をよく知り、そこから考えられる目標を想定してケアプランを作ることになります。


ケアマネジャーは利用者とご家族の意向を最大限実現できるように努力する。

ケアマネジャーの業務をやっていく中でときには、利用者の考えや意向に沿うことが、結局、本人やご家族に不利益になるのではないか、という場面に出会うことがあります。


たとへば、本人がサービスを利用したがらないため、家族の介護負担が大きくなっていることはよくあります。周りの人には、本人のわがままに家族が振り回されているとしか見えないようなケースです。


そんな時に本人の性格や嗜好をよく知り、そこから本人の意向をよい方向へ導くこともケアマネジャーの専門職としての技量が試される時です。


ただ、利用者の中には認知症がある人もいます。状態によっては意向を聞きたくても聞き出せないことがあります。そういう時は、家族の方に利用者のことをいろいろ聞き取り、本人が希望するであろう生活はどんなものか探る必要があると思います。認知症だからといってだれからも聞き取りもせずに先に行くのできません。


ケアマネジャーという専門職は、色々な問題・課題にぶつかります。利用者が希望している生活を少しでも実現するために、ケアマネジャーは利用者側に立って、一緒になって進んでいかなければなりません。