主任介護支援専門員

主任介護支援専門員とは

介護支援専門員の助言、指導やサービス提供者との連絡調整など、介護支援専門員より更に業務に関する知識や十分な経験を有する主任介護支援専門員について紹介します。

主任介護支援専門員とは・・・

介護支援専門員の業務について十分な知識・経験をもつ介護支援専門員で、ケアマネージメントを適切かつ円滑に提供するために必要な知識・技術を修得した方です。

平成18年度(2006)に新設された職種で原則として介護支援専門員の実務経験が5年以上あり、所定の専門研修課程を修了した者となっていて、これは介護保険法施行令第37条の15に示されている、「地域包括支援センターの職員に対する研修」の中で、地域包括支援センターの配置職員は研修を受けなければならないことになっている。

また、介護保険法施行規則第140条の68 第2項 二のハで主任介護支援専門員(第140条の68第1項に規定する主任介護支援専門員研修を修了した者をいう。)と表記されている。

主任介護支援専門員の職場として地域包括支援センターとほかに、居宅介護支援事業所があります。この場合加算取得のための配置となります。居宅介護支援費に関する特定事業所加算を取得する事業所にあっては、主任介護支援専門員の配置が義務づけられています。

主任介護支援専門員の役割とは

主任介護支援専門員は、地域包括支援センターにおいて担当区域の介護保険第1号被保険者(65歳以上の人)の数に応じて主任介護支援専門員を配置することになっています。
地域包括支援センターとは・・・
( 法第115条の39第4項 の厚生労働省令で定める基準)
第140条の52   法第115条の39第4項 の厚生労働省令で定める基準は、次のとおりとする。
(1)  地域包括支援センターは、次号に掲げる職員が協働して包括的支援事業を実施することにより、各被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、 法第24条第2項 に規定する介護給付等対象サービスその他の保健医療サービス又は福祉サービス、権利擁護のための必要な援助等を利用できるように導き、各被保険者が可能な限り、住み慣れた地域において自立した日常生活を営むことができるようにしなければならないこと。

(2)  1の地域包括支援センターが担当する区域における第1号被保険者の数がおおむね3000人以上6000人未満ごとに置くべき専らその職務に従事する常勤の職員の員数は、原則として次のとおりとすること。
イ  保健師その他これに準ずる者 1人
ロ  社会福祉士その他これに準ずる者 1人
ハ  主任介護支援専門員(第140条の54第1項に規定する主任介護支援専門員研修を修了した者をいう。)その他これに準ずる者 1人

(3)  前号の規定にかかわらず、次のイからハまでのいずれかに掲げる場合には、地域包括支援センターの人員配置基準は、次の表の上欄に掲げる担当する区域における第1号被保険者の数に応じ、それぞれ同表の下欄に定めるところによることができる。
イ  第1号被保険者の数がおおむね3000人未満の市町村に地域包括支援センターを設置する場合
ロ   市町村の合併の特例等に関する法律(平成16年法律第59号) 第2条第2項 に規定する合併市町村又は 地方自治法(昭和22年法律第67号) 第284条第1項 に規定する一部事務組合若しくは広域連合であって、前号の基準によっては地域包括支援センターの効率的な運営に支障があると地域包括支援センター運営協議会(次号に規定する地域包括支援センター運営協議会をいう。ハにおいて同じ。)において認められた場合
ハ  市町村の人口規模にかかわらず、地理的条件その他の条件を勘案して特定の生活圏域に1の地域包括支援センターを設置することが必要であると地域包括支援センター運営協議会において認められた場合

担当する区域における第1号被保険者の数
人員配置基準
おおむね1000人未満 前号イからハまでに掲げる者のうちから1人又は2人
おおむね1000人以上2000人未満 前号イからハまでに掲げる者のうちから2人(うち1人は専らその職務に従事する常勤の職員とする。)
おおむね2000人以上3000人未満 専らその職務に従事する常勤の前号イに掲げる者1人及び専らその職務に従事する常勤の前号ロ又はハに掲げる者のいずれか1人

(4)  地域包括支援センターは、当該市町村の地域包括支援センター運営協議会(指定居宅サービス事業者等( 法第22条第3項 に規定する指定居宅サービス事業者等をいう。)又はこれらの者に係る団体の代表者、居宅サービス等の利用者又は第1号被保険者若しくは第2号被保険者の代表者、地域住民の権利擁護を行い又は相談に応ずる団体等の代表者、地域における保健、医療又は福祉に関する学識経験を有する者等のうち、地域の実情を勘案して市町村が適当と認める者により構成されるものをいう。)の意見を踏まえて、適切、公正かつ中立な運営を確保すること。
主任介護支援専門員の役割は、地域包括支援センターなどで、介護保険サービスや他の保健・医療・福祉サービスを提供する者との連絡調整、他の介護支援専門員に対する助言・指導などを行い、ケアマネジメントが適切かつ円滑に提供されるようにすることです。

また、地域包括支援センターは、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員などが協働して包括的支援事業を実施することにより、各被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、 法第24条第2項 に規定する介護給付等対象サービスその他の保健医療サービス又は福祉サービス、権利擁護のための必要な援助等を利用できるように導き、各被保険者が可能な限り、住み慣れた地域において自立した日常生活を営むことができるように支援することです。主任介護支援専門員は重要な役割を担っていることがわかります。

主任介護支援専門員の役割と視点

主任介護支援専門員の業務を行っていく中でわからないことや悩みもあります。そんなとき課題解決の実例やノウハウ、ケアマネジメントの視点などがあれば大変助かりますね。

また、主任介護支援専門員に特化した支援書は探してもほとんど見当たらないのが現状です。今回紹介するのが、社団法人京都府介護支援専門員会が編集した主任介護支援専門員に特化したハンドブックです。

地域における多職種・他機関とのネットワーク構築、連携・調整やケアマネのサポート等、地域包括ケアにおいて主任ケアマネの役割は大きい。本書は、主任ケアマネの業務上のノウハウを収載。関連書式例など実務に役立つツールも満載の一冊。主任ケアマネ研修カリキュラム準拠。となっています。

これ一冊ですべてを網羅。地域包括支援センター&居宅介護支援事業所の主任介護支援専門員の実践例満載。第1部は各分野の第一人者、第2部・第3部は最前線の実務者による豪華執筆陣。これからを担う中堅職員のスキルアップ&ステップアップのツールに最適です。
主任介護支援専門員ハンドブック
ステップアップのための育成・実践ツール
[目次]
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第1部総論編
主任介護支援専門員の役割と視点
ケアマネジメントとそれを担う介護支援専門員の倫理
ターミナルケア
人事・経営管理
サービス展開におけるリスクマネジメント
地域福祉援助技術
主任介護支援専門員にとってのスーパービジョンの意義
事例研究及び事例指導方法
第2部地域包括支援センター編
包括的・継続的ケアマネジメントの視点
包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
包括的・継続的ケアマネジメント支援業務の具体的内容
地域包括支援センターの主任介護支援専門員の業務の実際
第3部居宅介護支援事業所編
居宅介護支援事業所の主任介護支援専門員の視点
組織のなかにおける主任介護支援専門員の役割
チームのなかにおける主任介護支援専門員の役割
居宅介護支援事業所の主任介護支援専門員の業務の実際